世界バプテスト祈祷週間②
『世の光』編集委員/これからの女性連合検討チーム委員
臼井 愛子(うすい・あいこ/花小金井教会[東京])
■今年の世界バプテスト祈祷週間献金は?
2022年度が始まって2ヵ月。それぞれの女性会ではさまざまな計画を立て、「今年はどんなことができるかな」と考えをめぐらせたことでしょう。コロナ下でどうしたらよいものかと困ってしまう状況もありますが、「ピンチはチャンス」。新しい方法や出会いが与えられる経験も積み重ねられていることと思います。
そして恒例の世界バプテスト祈祷週間(以下、世界祈祷週間)♪ バザーをどうしようか、献金箱は配布できるかしら、とどきどきわくわくですね。この献金の成り立ちは、今から182年前に米国に生まれたロティ・ムーンが、中国で伝道をする際に女性たちに献金を募ったことに始まります。南部バプテストの外国伝道局が資金難のため、ロティは直接女性たちに手紙を書き、献金や物資を送ってもらいます。当時、女性は牧師になれず、また女性だけにしか伝道できないなどの多くの制約がある中、ロティがなぜ献身的にアジアの人たちに仕えたのか、その意味をもう一度よくかみしめたいと思います。
■献金はどのように用いられますか
皆さまの力を結集した世界祈祷週間の献金。どのように用いられているか、改めて考えてみましょう。ほとんどが連盟の国外伝道にささげられていることは知っていても、さて、その内実は? 会社の決算では収入と支出がそれぞれ詳細に書かれていることで、その経営状況が把握できます。また家計簿をつける方は収入欄よりも支出欄を書くのに時間がかかるのではないでしょうか。教会の総会でも収入を見ながら、活動のための予算をどのように確保するか会計執事をはじめ皆で頭を痛めつつ、祈りと喜びをもって決定していることと思います。
■自分で考えて歩む
活動にかかわる姿勢として、責任をもって行うのと「お任せ」にするのとでは、ずいぶんと思い入れが違ってくると思います。自分で考えてする方がちょっと大変? 実は本当は楽しいんです! 今の小学生たちは「アクティブラーニング」といって対話すること、自分の考えを表現することを授業で習います。私たちもそのように、自分の考えを拙(つたな)くとも伝えることが、この時代を生きるまず大切な一歩かなと思います。
■さて、女性連合「世界祈祷週間」どうしましょう
世界祈祷週間の祈りと献金は「女性連合が祈りと幻をもって取り組んでいる世界宣教の働きのためにささげます」(『女性連合ハンドブック』より抜粋)とあります。
世界宣教。世界中の方がたと共に生き、神さまの働きを共に証しし、そこから世界を知り、私たち自身の信仰や生きかたを学び祈り合う。それはすでに私たちの教会でも始まっているのかもしれません。「私たちの世界宣教」とは何かを考えながら、これからの女性連合の働きに「世界祈祷週間」献金をどう用いていくのかについても、私たちの知恵を集めたいと願います。
オープンな情報共有・しゃべり場
「女性連合・私たちのひろば(オンライン)」
第1回へのご参加ありがとうございました。(5/14[ 土]36名、5/15[ 日]30名)
第2回:●7/9(土)10:00~11:30 ●7/10(日)14:00~15:30
ミーティングID:847 3993 0412 パスコード:697467
どなたさまもお気軽にぜひご参加ください!