時代の転換点

時代の転換点に立って 2022年5月号

世界バプテスト祈祷週間

『世の光』編集委員/これからの女性連合検討チーム委員
臼井 愛子(うすい・あいこ/花小金井教会[東京])
■「女性連合」といえば、「世界伝道」⁉

婦人連合から数えて50年、女性連合になってから18年が経ちました♪ 女性会の働きは教会の中でも大きく、例会、交わり、バザー、多くの方の心のよりどころになってきたと言えるでしょう。そして、「世界バプテスト祈祷週間」(以下、世界祈祷週間)献金の推進という大切な働きを担ってきました。

■女性連合が推進してきた世界祈祷週間「献金」

世界、そしてアジアを覚えて活動し、宣教師がたの働きを定期的に知る時、遠い国の出来事が身近になるという恵みにあずかりました。今、ウクライナへのロシアの侵攻により、沖縄の米軍が騒がしくなる現実があります。世界と日本、私たちがつながっていることを実感します。

女性連合は、最初期より「国外伝道」を使命として祈りと献金を集める働きを担ってきました。それは多くの実を結んできたといってもよいでしょう。しかし、「世界祈祷週間」献金の大部分が日本バプテスト連盟(以下、連盟)にささげられるにもかかわらず、具体的にどのように用いられるかは専ら連盟サイドで決められ、女性連合は連盟の報告で初めてその内容を知るのです。うーん。実際に「国外伝道献金がどう使われるのか、詳しくはわからないかも」とも感じます。もちろん、私たちは「宣教師がたとつながり、その尊い働きを支える」思いで活動してきました。しかし、機構(構造、仕組み)としては直接には、つながっていなかったとも言えるでしょう。ささげるだけで意志決定や派遣する責任は担ってこなかった・これなかったことは、南部バプテストより受けついだ100年前、50年前には当たり前だったかもしれませんが、今の時代、なんだかモヤっと感じます。

■自分で考えて、自分で決める

「裏方をするので、難しいことは他の方に…」とつい言ってしまう私たち。そこから一歩踏み出す勇気が今、私たち女性会にも、女性連合にも求められています。自分で決めないことを「よし」としてきてしまった歴史を省み、相手と対話し、自らを開示する責任を身に着けたいと切に願います。女性連合はこれから自らの働きをどう考えていくか、今まで無批判的に続けてきたことを整理して、もう一度見直し、分かち合う必要にせまられています。教会において女性会の存在意義が見直されるように、女性連合もその意義を問われ、新しくされたいと願います。

■女性会、女性連合これからどうする?

でも、まだ教会などを含め重要な意志決定場面では少数者である女性。女性たちが集まって知恵を出し、助け合い、何よりおしゃべりすること! このことは、神さまの作られた世界で、私たちが隣人と共に生きていくために、まだまだ大切です。共に悲しみ、共に喜ぶ仲間が集まることで、私たちは励まされて、信仰生活を深め、歩んでいけます。
大切な女性会の働き、女性連合の働き、ご一緒に考えていきませんか。そして、さあ「私」はどう進んでいきましょうか!

 

これからの女性連合検討チームより
「女性連合・私たちのひろば(オンライン)」を開催します!
こちらの記事を読みながら、女性連合の現状・課題共有するひろばを今年度もちます。どなたもご参加ください。
第1回:5/14(土)10:00~、5/ 15(日)14:00~
ミーティングID:847 3993 0412パスコード:697467
(1~1時間半を予定しています)

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