女性連合幹事 米本 裕見子(よねもと・ゆみこ)
5月号の背表紙には笑顔いっぱいの「全国小羊会キャンプ」の集合写真が掲載されています。「イエスさまの平和」について、優しくあたたかいメッセージを聴き、みんなで考えることができました。4年ぶりの対面、初めての場所(御殿場・東山荘)でしたが、子どもたちは本当に嬉しそうで、同年代の全国の仲間と出会い・つながる機会の大切さをあらためて実感しました。子どもたちの健やかな成長は、神さまから与えられた「いのち」を未来につなぐ私たちの大切な使命の一つとして続けていければと思います。
6月23日~25日に第15回「沖縄6・23学習ツアー」が開催されます。今、世界中で広がる戦争や紛争に苦しむ人びとを心に留めつつ、蒸し暑い沖縄の戦時下と現在を「知る・祈る・共有する」を通して、神の平和への願いと決意を新たにしたいと思います。参加者の健康が支えられますようお祈りください。
女性連合は機構改革に取り組んで3年目に入りました。「これからの女性連合を考える検討チーム」は、ビジョン案「すべてのいのちが尊ばれる世界を目指して、互いに助け合う者としてともに生きる」をもとにミッションを考えつつ、小グループ(組織、世界伝道、財政、規約)に分かれて話し合いを進めています。今年度と来年度の総会提案に向けて、女性会・女性連合の意義を確認しつつ、次の世代を担う方がたも一緒に、より多くの方がたとともに考え話し合っていければと願っています。
ところで「アタッチメント」という言葉をご存じでしょうか。不安や恐怖を感じた時に誰かにくっつくことで安心しようとする、誰もが生まれながらに備わっている本能的な欲求とのこと、だそうです。イエスさまが教えてくださった「隣人愛」は、まさに「アタッチメント」ではないでしょうか。本当に安心し、心の拠り所となる「アタッチメント」という考えは、女性連合でいうところの「つながる喜び」とも重なると言えるでしょう。この「つながる喜び」によって、互いを支え合い、神さまから与えられた「いのち」を誰もが「自分らしく」輝かせて生きられる「平和」の実現へと、これからもともに一歩ずつ歩み続けていけますように。