〜これからの女性連合〜
「わたしたちのひろば」を各地で&オンラインで
女性連合幹事
米本裕見子[よねもと・ゆみこ/東京北教会(東京)]
5月30〜31日、第一回実行委員会をオンラインで行いました。限られた時間の中で画面越しに、心と言葉を通い合わせ、この改革にともに向き合うという真摯な思いを受け取り、感謝しました(※1)。その中で、女性連合の存在意義を考えました。
近年、全国的に「ジェンダーレス」という言葉が先走り、各会を統合していく動きが進んでいるようですが、だからこそ、女性たちがつながり安心して話せる場、励ましや元気が与えられ希望のもてる場を作り続けていくことはとても大切な意義を持ちます。さらに「つながる喜び」を得て私たちは、私たちの祈りと思い(共感・共苦)を、この世界へ、とくに幼子や高齢者、マイノリティ、私たち女性など、小さくされてきたすべての「いのち」に向けていく。それが、イエス・キリストに倣い、神の愛を分かち合う福音宣教そのものではないか、と私は考えています。このように根本を見直し考えることによって、具体的な活動が起こされてくるのでしょう。これまでの女性連合が大切にしてきた標語、使命、約束などを踏まえつつ、私たち自身が考え、責任を持って決断していく。そのためのプロセスを大事にしていければと思います。
そこで今年度は、各地で「ひろば」を対面で、またオンラインの「ひろば」を8月と9月に行います。各地方へは、役員会から会長の加藤泉(かとう・いずみ)さんを派遣予定です。2026年4月スタートの目標をもって、どちらの「ひろば」も十分に話し合えるようなプログラムにできればと願っています。
「ひろば」でのテーマとしては、土台となる「ビジョン(大目標)・ミッション(使命)・バリュー(大切にする視点)・アクション(行動)」のうちのビジョン案(大目標)「すべてのいのちが尊ばれる世界を目指して、互いに助け合う者としてともに生きる」とミッション案(使命)をできればご提案。また、「世界伝道・世界バプテスト祈祷週間」についても、これまでの構造的な課題を『五〇周年誌』(とくに34頁)で踏まえつつ、今後のあり方や方法など具体的にアイデアを出し、話し合えればと願っています。もちろん、対面の「ひろば」では、各地方連合のニーズにあわせてプログラムを作っていければ幸いです。
事前情報としては、この「時代の転換点に立って」や、ホームページにある記録や、昨年夏に作成した「紹介動画(※2)」、『五〇周年記念誌』をご覧いただければと思います。
み言葉に励まされつつ希望を持って、未来(の世界・人びと)に目を向け、女性連合の存在の意味や、大切にするものをともに見出し、楽しみつつ参与できる新たな女性連合が生みだされますように。
ぜひ、『世の光』や『五〇周年記念誌』とお茶菓子などを手に、「わたしたちのひろば」にご参加ください。役員・実行委員、検討チームのみなでお待ちしています。「つながる喜び」をみなで味わいましょう。
※1 前頁の「みんなのこえ」参照。
※2 女性連合紹介動画ーこれからの女性連合ー 日本バプテスト女性連合
(https://jbwu.org/news/jbwu_movie_korekara/)