〜これからの女性連合〜
「わたしたちのひろば」in 中国・四国連合レポート
実行委員 松山西教会(愛媛)
城前 恭子(じょうまえ・きょうこ)
この4月から実行委員となり女性連合の課題を学びつつ、共有される膨大な議事をいかに地方連合に共有し、地方の声を返していくか、自身の力不足を感じながら過ごしています。
総会ではとても大事な事柄を多数の同意を得て決めていくのですが、女性連合はそこにつながる一人ひとりの声も大切にしたいと考えています。
昨年10月の総会で第8号議案(世界バプテスト祈祷週間献金の用い方)に保留(※)が多かったことの意味も考えながら、課題理解のギャップを埋める一助として、対話が広がることを期待しつつ、【ひろばin地方連合】の時を7月27日(土)に広島教会で持ちました。その様子をご報告いたします。
※賛成87、反対40、保留61。
はじめに加藤泉会長より、世界伝道を女性連合の活動の柱として選び直すことが問いとして示され、と同時に全国の皆さんの声を聞くことの重要性から対話の場が設けられていることが説明されました。会場(16名)とオンライン(10名)から貴重な声をいただきました。まず、現在直面している問題について、女性連合や連盟の総会に長年参加してきた人びとには理解しやすい内容でも、そのような場に参加したことのない人にとっては「一体何のことだろう」という思いがあるのではないか、との指摘がありました。「国外伝道」における女性連合と連盟の関係性の見直しについて、各地方連合、各教会の私たちがその背景や経緯を理解するためにも、情報共有の努力と工夫が必要だ、とのご発言をいただきました。 また、「連盟との関係」で「ジェンダー」という言葉を用いていることと、昨今の「性の多様性」の話で用いるジェンダーが、理解に混乱を生じさせていることも今回の話し合いで浮かび上がりました。
全体的に『世の光』誌や世界祈祷週間の継続を支持する意見が多く、同時に変化する時代に合わせた新しい方向性の模索や、連盟との協力関係の再構築の必要性の声が聞かれました。高齢化や財政面での課題もありますが、若い世代の参加促進や小羊会への期待も大きいです。本当に一人ひとりお考えは違いますけれども、世界バプテスト祈祷週間の喜びは手放したくないという熱い気持ちを伺えたことは感謝です。
個人的には翌日に広島教会で開催された野口日宇満・野口佳奈連盟インドネシア派遣宣教師定期帰国報告会にも参加させていただき、支えたいという気持ち=女性連合の活動の原点を、喜びの中に味わえたことがとてもうれしかったです。
また、女性連合では、連盟との関係の中でどのように国外伝道を推進していくか模索する中、これからの歩みを言葉に表す作業をしており、ビジョン、ミッション案が共有されました。これについてもまた話し合っていけますように!