時代の転換点

時代の転換点に立って 2022年7月号 

4月号では、幹事より『世の光』や女性連合会員数の状況が報告され、その減少が著しいことに心を痛めた方もおられたと思います。5月号では臼井編集委員から世界バプテスト祈祷週間について、これまでの形を見直しつつ集まって語り合うことからこれからが生まれる、自分で考え自分で決めよう、というような内容でしたね。

■共有したいこと

私は、女性連合の会計監査役員として、5月に21年度の会計監査を行いました。あらためて女性連合の会計状況をお伝えしつつ(※)、 今月は財政面で女性連合のこれからを考えていきたいと思います。ただし、これはあくまでも私個人の私見です。これから皆さん方一人ひとりが考えるヒントになればと思います。

先述しましたようにこのままいけば本当に数年後に財政は破綻します。この危機を乗り切るには、①収入を増やす、②活動内容を見直す、③経費を削るなどの手当をしなくてはなりません。

※今年度の総会前ですので、この文中に出てくる数字は、『2020年度報告書』からとなります。

■女性連合の家計簿

女性連合の2020年度の収入額は、一般と『世の光』会計を合わせて約2200万円。この大変な時期に減ったとは言え、2200万もの尊い献金をおささげくださったこと、本当にありがとうございました。

同年度の支出額は約1900万円です。支出で大きいものは固定費の人件費、事務費、事務所費で合わせて約1380万円。その他に一般では活動費、会議費、対外協力費、事務所備品等積立金などで約100万円。そして『世の光』会計では、印刷費などの支出が約420万円。その結果、単年度収支差額は約300万円の黒字でした。

こうして見ると一見安定しているようですが、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大のため、さまざまな会議などがオンラインになり会議費や集会費の支出が抑えられてきました。しかし今後、対面での活動が再開したら黒字幅は減少していくでしょう。とくに全国小羊会キャンプが対面で再開されれば、それだけで支出は約200万円となるでしょう。

『世の光』の発行部数の損益分岐点は約3000冊ですが、現在購読冊数は約2700冊。今後、3000冊に回復することは高齢化で会員減少のため困難でしょう。購読数が減少することで『世の光』会計収支が赤字になるのは22年度からの見込みです。その赤字は毎年膨らみ続けます。

■どうやって女性連合の働きを維持し続けるか

どうやったら女性連合の働きを維持し続けることができるだろうかと考えた時、やはり一番は収入を増やすことですが、と同時に女性連合の働きの内容を見直して支出を減らしていくことも必要です。女性連合の活動は幅広く、その内容も実に充実していて主のみこころにかなうものであると私は考えます。しかし、まず何を大切にしていくのかを踏まえた上で、働きや体制を根本的に見直していかなくては女性連合の働き維持は難しいでしょう。多くのご意見・お知恵を直接お聞きしたいと願っています。ぜひ「女性連合・私たちのひろば(オンライン)」への参加を各教会でもお声がけください。

オープンな情報共有・しゃべり場
「女性連合・私たちのひろば(オンライン)」
第2回:7/9(土)10:00~11:30 7/10(日)14:00~15:30
ミーティングID:84739930412
パスコード:697467
どなたさまもお気軽にぜひご参加ください!

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