年別

時代の転換点に立って 2025年5月号

執筆者
中條 邦子
所属教会
宮崎教会[宮崎]

〜これからの女性連合〜
アクション
― わたしたちの活動/わたしたちの働き ―

女性連合副会長 中條 邦子(ちゅうじょう・くにこ)
宮崎教会[宮崎]

 

4月号で、「バリュー・アクションチーム」で「バリュー・アクション」についての話し合いを進めていることを記しました。

アクションについては、これまで女性連合が大切にしてきた活動(『女性連合ハンドブック』6頁~)を軸に検討しています。ハンドブックの6頁から掲載されている項目一つひとつを吟味し、どのようにしたら、これからの女性連合のビジョン・ミッション・バリューにふさわしく活動を継続できるのか否か、丁寧に話し合いました。

例えば、女性連合総会は私たち女性連合にとっての最高決議機関であり、大切な働きです。しかし、毎年対面で行うと経費がかかります。大切にしながらもそぎ落とさなければならないこともあります。

コロナ下で書面総会を行いましたが、そこでの経験も参考になりました。各教会で時間をかけて話し合うことができたことは、各教会にとっても、女性連合にとっても恵みの時となりました。オンライン総会の検討もしましたが、教会によってはインターネットの設備が整わなかったり、苦手であったりと難しいのではないかとの意見も出されました。

「6・23『沖縄(命どぅ宝)の日』」はとても大切な活動です。2006年度第34回総会での決議に基づき、2007年度から6月23日が「6・23『沖縄(命どぅ宝)の日』」と定められました。そしてそのことに基づき、参加者を募り、沖縄を訪れ、地上戦の凄惨(せいさん)と現在(いま)の悼(いた)みを知り、祈り、交流する学習ツアーを企画してきました。多くの方がたが参加くださいましたが、いろいろなご事情のために中々参加できない方も多くおられることも事実です。そんな中でコロナ下に作成した動画が活用されていることも知り、多くの女性会員や教会員の方がたにも広く沖縄を知っていただく方法が他にもあるのではないかということになりました。平和の希求として「6・23『沖縄(命どぅ宝)の日』」を今後も継続していけるよう、その内容と方法を沖縄推進委員会を中心に協議しながら進めていこうとしています。


このようにして、一つひとつのこれまでの活動を取り上げて「ビジョン・ミッション・バリュー」から続くアクションを考えています。話し合いでは、1年間を通して行われた「ひろばin地方連合」の振り返りを行いました。会長、幹事が全国の13地方連合を訪れ、各地方連合の女性たちと対話をする中で、「ビジョン・ミッション・バリュー・アクション」という言葉への課題も示されました。女性連合に加盟する女性会(またはそれに準ずる会)の女性たちがこれらの言葉を自分の言葉として、どのように表現できるのか…。まだまだ話し合いは続きます。

10月の総会まで半年を切りました。5月22~23日に実行委員会が行われ、そこで議案提案に関する話し合いが持たれます。また、9月6日には「オンラインひろば(総会に向けて)」を行い、総会前に各教会の皆さんと対話ができればと願っています。どうぞ、役員・実行委員の働き、幹事をはじめとする事務局の働きを覚えてお祈りいただけると幸いです。

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