6月の声
戸井田 敦子(といだ あつこ、女性連合副会長 西川口教会[埼玉])

「沖縄(命〔ぬち〕どぅ宝〔たから〕)の日」。6月が来るたびに、自分は本当に沖縄の苦しみを知ることができているのか、薩摩による侵略・征服から今日まで、沖縄を踏みにじってきた罪を悔い改めているのか、と問う声が聞こえる気がする。
ゲッセマネで主イエスが祈りをささげている時、弟子たちが眠ってしまったことを思い出す。大切な師であり、自分が一番弟子だと言い争うほどに慕っている―はずの―主の渾身の祈りを、弟子たちは共にすることができなかった。愛する弟子たちがご自分と共にいることを望まれ、「ここを離れず、目を覚ましていなさい」(マルコ14・34c)と言われたにもかかわらず、「心は燃えても、肉体は弱い」(マルコ14・38b)。まるで私だ、と恥ずかしさと情けなさで胸を締め付けられる。人間は弱く、他者の苦しみを自分のこととして苦しむことは、本当に難しいことだ、と思う。沖縄の、ガザの、ウクライナの、イランの、世界中の、抑圧され搾取される者の痛みを、私は自分のことにできているのだろうか。
しかし主は眠ってしまったことを咎(とが)めず、「立て、行こう」(マルコ14・42a)と言ってくださる。私たちはみな、罪あるが主に贖(あがな)われた者。十字架の恵み、希望の光を与えられた私たちが連帯する女性連合。新たに採択されたビジョンを掲げ、躓(つまず)きながらも主に従い歩んでいきたい。今年も6月20日から23日まで「沖縄6・23学習ツアー」が行われる。ツアーが守られ、参加者と共に沖縄のことを知り、祈り合う私たちでありたいと願う。