執筆者
藤本 奈緒
所属教会
大阪教会[大阪]

人との出会いに恵まれて

藤本 奈緒(ふじもと・なお、大阪教会[大阪])

2005年から2008年の日本バプテスト看護専門学校在学中、女性連合奨学生としてお支えいただきましたことを改めて心から感謝いたします。

看護学校での3年間の学びを終えた後、日本バプテスト病院に就職、NICUに配属になり、5年余り勤務しました。その後、他院での短期間のパート勤務を経て、大阪府の総合病院のICUで2年余り勤務しました。今は、結婚して2人の息子たちを育てながら専業主婦として生活しています。それぞれの場でさまざまな経験をしましたが、どこでも人との出会いに恵まれたと感じています。

看護学校での3年間は、看護を学ぶだけではなく、自分の弱さと向き合う場面もありました。実習中、自分のことで精一杯で周りが見えなくなり、実習グループのメンバーに大変な迷惑をかけてしまったことがありました。それでも私を助け、実習を乗り越えさせてくれたグループのメンバーには、今でも申し訳ない気持ちと、もっと大きな感謝の気持ちがずっとあります。NICUでは、一緒に配属された看護学校の同期がとても心強い存在でした。1年目からずっと変わらず、いつも丁寧に赤ちゃんやご家族と関わる姿勢、看護記録等からも読み取れる知識の積み重ね…。自分もそのような看護を続けられるよう、より頑張ろうと励まされることが多くありました。また、ICUでは年齢が近い看護師が多くいましたが、それぞれがさまざまな背景・経験を持っていて、お互いの経験・知識や勉強したことを共有することがよくありました。そうして学んだことが看護に繋がり、小さなことであっても患者さんの状態の改善に繋げられた時、嬉しく思うとともに学び合える仲間の存在を心強く思いました。

子育て中の現在、子どもの体調不良等で受診することがしばしばあります。どの病院でも、どの職種の方もとても親身に関わってくださり、不安に思いながら受診してもいつも安心して帰ることができます。この先また自分が看護師として働く時も、そのような関わりができるようにありたいといつも思います。

私が大切に思っている聖書の箇所を紹介します。「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。更に、ふたりで寝れば暖かいが/ひとりでどうして暖まれようか。ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は切れにくい」(コヘレト4・9~12)。この箇所は看護学生の時に出会い、大阪教会での結婚式の際にも下川俊也(しもかわ・としや)先生がメッセージとして取り上げてくださいました。この聖句から、共にいて助けてくれる周りの人の存在、その中にいつも神さまが共におられることに心強さを感じ、何度も助けられました。そしてある時、自分も周りの人にとって、共にいる人や助け起こすことができる人にならなければ、と思うようになりました。今、自分を支えてくれている方たちに対しても、自分がこの先また看護師として働く時に出会う方たちにも、これまで神さまが出会わせてくださった多くの方たちに私がしてもらったように、共にいて、励まし、支えられるようにありたいと思います。

NICU:新生児集中治療室
ICU:集中治療室
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