これからの女性連合を夢見て
女性連合役員 副会長 大竹 千賀(おおたけ・ちが/高松太田教会[香川])
日本バプテスト連盟が発行していた「教会教育室だより」2023年2月号に、『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(※)という題の本の紹介があり、つい目をとめてしまいました。言葉を変えて、「女性連合の魅力を伝えてください」と聞かれたら何と答えるか、を考えてみました。
「世界バプテスト祈祷週間」に力を注ぎ、祈り、献金をささげ推進している、『世の光』を発行して全国の女性たちとつながっている、などが思い浮かんできました。他にもたくさん魅力がありますが、皆ささんはどのようにお答えになられるでしょうか。
※『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』、柿内 尚文、かんき出版、2021/12
昨年5月から、「女性連合・私たちのひろば」を奇数月の第二土曜日と日曜日に続けてきました。今年5月の「女性連合・私たちのひろば」では、女性連合がどのようなビジョン(夢・願い)をもって、どんなことをしていきたいのか、女性連合にどんなことを期待するのか、私たちがこんなことだったらやっていきたいことなどという問いを立てて、ビジョンについて語り合い分かち合いました。
その中で出されたのは、「ざっくばらんに話し合えるような女性連合に」「『助けて』『できない』が言えるところ」「オンラインでの読書会、学び会、『世の光』を一緒に読む会、聖書の学びなど敷居を低くして、離れていても分かち合い、励まし合い祈り合い、全国の女性たちとつながっていきたい」「女性連合が独自で支援している方を宣教師として立ててつながっていくことも考えられるのでは」。また、「対話を通して冷静な知恵を出し合い、知恵を絞り合って大変な時期を歩んでいきたい」など、たくさんのお声をお聞きすることができました。
私たちは、誇りと喜びを持って、「世界バプテスト祈祷週間献金」をささげることで連盟の宣教師派遣を支えてきましたが、これからは形を変えていくことになるでしょう。少し思考の方向転換をしながら、女性連合らしく、差別を受けている世界中の方たちや、日本国内のそれぞれの教会の女性たち、女性連合が独自でつながっているアジアの方たちと出会い、つながり、励まし合い、祈り支援していくことも一つかもしれません。
ビジョンを描くことで、嬉しさ、楽しさを感じ、エネルギーが湧いてきます。現在の女性連合はいろいろな面で厳しい状況にありますが、女性連合総会などで全国の女性会の方たちと意見交換をしながら対話を重ねて、女性連合のあらたなビジョンとミッション(使命)を共に喜び、楽しみながら、考えていきたいと願っています。
あなたの重荷を主にゆだねよ
主はあなたを支えてくださる。
主は従う者を支え
とこしえに動揺しないように計らってくださる
(詩編55編23節)
どのようなときでも神さまは最善のことをなしてくださると信じて、神さまのみ声を聴きつつ、期待してご一緒に祈り歩んでいきたいと思います。