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ABWU「Women Helping Women」 のご紹介 2025年3月号

執筆者
ヴァネット・ミン・ミン・サン
所属
ABWU会長

ABWU会長 ヴァネット・ミン・ミン・サン

新型コロナ感染症のパンデミック(感染爆発)がアジア全域に拡大した時、多くの国が国境を閉鎖し、厳重な自宅待機命令を出しました。それに伴い、経済的な影響は最も弱い立場にある女性や子どもたちに集中しました。

ABWU(アジアバプテスト女性連合)はすぐに行動を開始し、人道的支援と援助を行うため加盟国に働きかけました。12ヵ国の20団体がこのプログラムの恩恵を受けました。さらに、内戦や人種紛争、地球温暖化による自然災害(台風や洪水など)を経験していたアジアの多くの国々で「Women Helping Women」(女性支援プログラム)を通じて、被災した人びとに人道的支援が行われました。

ABWUが行っていることをアジアをはじめとする世界中の人びとが目にし、バプテストの仲間たちを含む多くの加盟国がこのプログラムを支援するために献金を送ってくださるようになりました。ABWUはマタイによる福音書25章35節にあるように、飢えている人に食事を与え、渇いている人に水を与え、病気の人を癒しているのです。


ABWUの「Women Helping Women」は常に進行中のプロジェクトであり、人生のどん底で困っているアジア中のすべての女性を助けるものです。まだ出会っていない多くの人びとに手を差し伸べながら、ABWUの働きを進めてまいります。このプログラムを支えていくために、皆さまのご支援とお祈りをお願いします。神さまの祝福がありますように。

 

ミャンマー洪水救援活動報告

ミャンマーとタイの国境沿いで五つの村を担当し、年間約一万人の患者を受け入れていた小さな診療所は、夜中に突然押し寄せた洪水により大きな被害を受けました。

ABWUのリーダーたちの国境への宣教旅行の際に(1月25日)、直接担当医に日本バプテスト女性連合からの国際緊急支援をお渡しすることができました。

洪水で大きな被害を受けた小さな診療所を再建することができること、また緊急医薬品も購入することができることを医師とスタッフは感謝していました。皆さまのおささげものに感謝いたします。

診療所のスタッフに献金を手渡すヴァネット会長(右から3番目)


再建のための基礎作り

購入された緊急医薬品の数々

新しい女性リーダーの養成

 

 

「Women Helping Women」は、カンボジア、ブータン、ラオスでの教会「開拓」を通してその活動に新たな側面を加え、新しいバプテスト女性グループの形成と新しい女性リーダーの養成を行なっています。

また現在、ABWUは2024年9月から2025年7月までの一年間のオンラインコース「ABWU若年女性リーダーシッププログラム」を開始し、新たな歴史を刻んでいます。12ヵ国60人の女性たちがこのプログラムに参加しており、私たちはABWUとともに女性のミニストリーで奉仕する多くの新しいリーダーを迎えることを楽しみにしています。

「ABWU若年女性リーダーシッププログラム」参加者の皆さん
米本幹事も毎月3回メンターとして参加中

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