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「女性連合のひろば」報告 2025年6月号

「女性連合のひろばinきたかん」報告

北関東女性連合一日集会から見えたこと

 

筑波教会(茨城) 村田 郁代(むらた・いくよ)

2024年9月23日、北関東女性連合秋の一日集会が筑波教会で開催されました。5年ぶりの対面での集会は、対面参加者124名、オンライン参加者60名以上が一堂に会しての集会となりました。

各教会の紹介、オリエンテーションに続き、柳澤正史氏の「神さまに与えられた睡眠」と題して講演がありました。朝まで一回も起きずに寝続けることは体力を要するので、加齢に伴い睡眠が細切れになってしまうのは、ごく当たり前の自然現象であるというお話でした。会場には大きく頷いている方が(私を含め)何人かいらっしゃいました。リラックスした中で専門的な内容に聞き入るといった硬軟織り交ぜてのお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。とくにクリスチャンの会衆の前だからこそ思う存分に話せる、神さまと睡眠との関わりの部分はとても興味深いものでした。

昼食を挟んで、加藤会長、米本幹事より女性連合の現状説明があり、未来に向けての女性連合の在り方について活発な意見が交わされました。会員の高齢化、会員数の減少、それに伴う経済的縮小、ジェンダーの問題など多くの課題があります。それらを乗り越えるために新しい知恵を模索し、実行に移すことが今すぐにでも求められています。改革を進める中にあってもこれだけは残し、また前進させていかなくてはならないことの一つに世界バプテスト祈祷週間献金があります。前出の問題により献金目標額を減額する見直しをせざるを得ない状況ですが、女性連合の活動の柱として世界伝道を選び取り、会員全体の総意として2025年度に繋いでいき、女性連合の明るい展望を期待したいというお話でした。これらの課題を私たち一人ひとりが自分事として捉え、具体的に自分に何ができるかを考える、実りある時間となりました。最後に派遣礼拝と続き、2024年度の女性連合のテーマ曲「喜びて主に仕えよ」(新生讃美歌650番)の賛美をもって、幕を閉じました。会堂が震えんばかりの力強い賛美は神さまのご臨在を確信する豊かな時となり、参加者全員が喜びに包まれました。

これからの女性連合の未来に期待するとともに、これまでの主の守り、導き、祝福に感謝し、またの再会を誓って笑顔で教会を後にしました。

「わたしたちのひろば in西九州」報告

実行委員/嬉野教会(佐賀) 藤野 真澄(ふじの ますみ)

西九州地方連合では3月20日(木・休)「わたしたちのひろば in西九州」を開催いたしました。全国の皆さんに少々後れを取ってしまいましたが、恒例の春の女性修養会と抱き合わせる形で開催しましたので、女性会のあるほと
んどの教会が参加することができました。11教会、63名の参加でした。

まず加藤泉女性連合会長のビデオ視聴に続いて会長にお話しいただき、その後質疑応答や意見の時間、最後はグループに分かれて対話の時間をもちました。

質疑応答や意見の時間では、主に「機構改革の土台」と『世の光』についての質問や意見が相次ぐ活発な意見交換の時となり、最後のグループタイムでも質疑応答や意見の内容を受ける形で対話がなされました。

機構改革の「土台」のビジョンについてはとくに多くの発言があり、みことばやイエス・キリストなどのことばがなぜ入っていないのかという疑問、入れてほしいという意見がほとんどでした。「土台」についてはすでに多くの時間
をかけて整えられてきているところではありますが、この疑問、意見には今一度向き合う必要があるのではないかと思わされています。

『世の光』については機関誌として大切にする思い、共に歩んできた歴史に感謝する声があると同時に、内容についての忌憚のない意見も相次ぎました。一方で自分とは違う聖書の読みを否定するのではなく驚きをもって受け止めているという意見もあり、多様なバプテストの中で機関誌をまとめていくことの大変さを思いました。「内容」についても今後の大きな検討課題の一つであることを実感しました。西九州の女性たちが自分の言葉で語り合うことができたことを意義深く感じています。

今回のひろばの中で印象的だったのは「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい」というみことばが語られた時のことです。胸が熱くなり、みんなの心が一つになるのを感じたのは私だけではなかったことでしょう。改めて、私たちが世界宣教に召されていることを確信させられたことでした。大きな節目を迎えている女性連合ですが、神さまの導きの中でみこころにかなう歩みが与えられていきますようにと祈ります。

 

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