女性連合幹事 米本 裕見子(よねもと・ゆみこ)
昨年10月の女性大会(福岡)で、「これからの女性連合検討チーム」より「ビジョン案」をご紹介し、さまざまなお声をいただきました。それらを受け止めつつ、検討チームと役員会で、次なる「ミッション案」を練り上げました。会議のサポートをしてくださった竹之内裕文さん(静岡教会員)とともに約9ヵ月。それぞれが悩み対話を積み重ねつつ自分たちの言葉を紡ぎ出す作業でした。7月の実行委員会でご紹介したところ、とても前向きで肯定的なコメントが上がりました。皆さまの感想は、いかがでしょうか。
次は「バリュー」と「アクション」です。実行委員会や次の世代の方がたを交えて新たなチームで検討していく予定です。昨年の女性大会で、今年度の総会議案にする計画をお伝えしましたが、この「ビジョン・ミッション案」について、全国の女性会と一緒に対話するプロセスを大事にしていこう、ということになりました。各地方連合での対話の場「ひろばin地方連合」と「オンラインひろば2024」でぜひお声を聴かせてください。その上で「ビジョン、ミッション、バリュー、アクション(案)」を来年度(2025年度)の総会議案にしていこうと計画しています。
女性連合のスピリットを受け継いでつながる私たちが、未来の世代と世界を見すえて、自分たちの意志をもって、自分たちの言葉を、これからの女性連合の土台として生み出すこと自体に意義があると、この2年を経て思います。それは決して過去の否定ではなく、また「受け身」でもなく、自ら考え意志をもって選び取っていくという、これからの女性連合・女性たちの姿勢としての一つの表明となるからです。
この対話を大切に進めていくプロセスが、転換期というもどかしさの中で与えられている私たちの貴重な学びであり、エンパワメントとなるのかもしれません。「機構改革」は組織存続の単なる延命治療ではなく、これまでに感謝しつつ、自分たちの事柄としてつながる喜びと希望を次の世代に届けていく新たな創造なのだと信じています。
■ミッション:(ビジョンに向かって)果たす役割、存在意義、使命
■バリュー:(ミッションを遂行するのに)大切にする価値観、行動指針
■アクション:具体的な活動