命どぅ宝
女性連合副会長 中條 邦子
(ちゅうじょう・くにこ/ 宮崎教会[宮崎])
先日、たまたまつけていたテレビから「命どぅ宝」ということばを耳にしました。NHK朝ドラ「ちゅらさん」の再放送で、おばぁが孫たちに伝えていた言葉です。沖縄戦を経験されたからこそ、この言葉に深みが生まれます。
沖縄にある二つの連盟加盟教会(那覇新都心教会、西原新生教会)は南九州地方連合(以下、南九連)でお交わりがあります。南九連では二度目の沖縄でのバプテスト大会を企画していますが、コロナのために実現できていません。一度目の沖縄でのバプテスト大会では平良修先生の講演を聞き、戦跡めぐりをしました。そこで同じ南九連にもかかわらず近くて遠いことを実感し、もっと沖縄の現状を知らなければと思いました。
『世の光』で連載されている「沖縄―知る・祈る・共有する―」は、いろいろな方に執筆していただいていますが、いろいろな立場で、いろいろな角度で私たちに伝えてくださっているので、私たちも多角的に沖縄を知ること、祈ること、共有することができていると思います。宮崎教会では、このページをとても大切に思い、毎月女性たちが祈りを合わせています。
「命どぅ宝」…。今、世界で起こっている戦争、紛争で悲鳴を上げている全被造物の命が大切にされるよう、武器ではなく対話で平和を作り出すことができるよう祈ります。