共にいてくださる神
女性連合副会長
中條 邦子(ちゅうじょう・くにこ/宮崎教会[宮崎])
阪神・淡路大震災からちょうど30年となります。現在の朝ドラの『おむすび』では、阪神・淡路大震災のことが扱われています。この執筆中にちょうど炊き出し訓練のことが放映されていましたが、私が勤めている認定こども園でもこの1月に教職員、園児、そして地域の方を交えて、地震の避難訓練後、炊き出し訓練を行う予定にしています。災害が起こった時、迅速に対応し、事業の再開と継続をするようにと行政から課せられています。非常食や水は100人が3日間食することができるように備蓄していますが、長期にわたって給食をどのように提供するのか、考えることがいっぱいです。『おむすび』の主人公たちが考えるメニューが参考になります。
2024年1月1日に能登半島でも大きな地震が起きました。テレビに映し出された映像はいまだに目に焼き付いています。また、9月にはその被災地に豪雨災害が発生し、さらなる被害をもたらし、被災地の方がたの痛む姿にやるせなさを感じます。一年たっても、何年たっても、人の心に落とされた傷は中々癒えるものではないかもしれません。共にいてくださる神として、この世においでくださったイエスさまが、私たちと共にいて、その傷に手を置いてくださっていることを信じ、祈りつつ、この1月を過ごしていきたいと思います。