今月のことば

今月のことば 2025年12月号

執筆者
本多 依子
所属教会
函館教会[北海道]

神の愛に生かされて

本多 依子(ほんだ よりこ、女性連合副会長 函館教会[北海道])

私が通う教会では、賛美を通してクリスマスの喜びを分かち合うことができたら、という願いから、毎年アドベントに間に合うように、賛美歌やクリスマスにちなんだ朗読劇をCDにし、カードを添えて教会にお誘いしたい方にお渡ししています。

クリスマスにちなんだ賛美歌は数多くありますが、明るく喜びと平安に満ちた曲の他に、どこかに深い悲しみに満ちた曲調が感じられる曲があります。そこには、キリスト・イエスの誕生の喜びと同時に、私たちの罪を贖(あがな)うために十字架につけられ、その死によって神との和解を導くために生まれてこられたことが表されています。小さな赤ちゃんがその身に背負った受難という宿命を持って生まれてきたことを思うと、痛みと悲しさが心に迫ります。また同時に、「神さま、私のために救い主イエスを与えてくださりありがとう…」という感謝の思いに導かれます。

クリスマスを迎える今、 “私のための十字架 ”を黙想しつつ「何をもってこの愛に応えていくか」を神に問い、み声を聞く時となりますように。

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」 (ヨハネ3・16 )

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