Dona Nobis Pacem(ドナ ノービス パーチェム)
児玉佐代子(こだま・さよこ、女性連合書記 ふじみ野教会[埼玉])

2026年。新しい年が始まります。皆さんはこの年にどのような願いや希望を祈られたでしょうか。
昨年10月の女性連合総会・信徒大会において、女性連合の新たな理念が読み上げられました。「神の同労者」としてのわたしたちの祈りと働きは、いつもすべてのいのちと平和につながるものであってほしいと願います。
「今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ」(コヘレト8・9b)
旧約の時代に限らず、今の時代にも同じようなことが、そこかしこで起こっています。女性連合の理念を考える中で思わされたことは、今置かれている場所が決して「平和」とは言えないほころびの見えるところであったとしても、だからこそ、自分を見つめ直し、女性連合のこれからを見つめ直す時が与えられたのだ、ということです。わたしたちに見えるのはほんのちょっと先のことだけですが、神さまはその一歩一歩に愛をもって備えてくださる方です。この方に信頼しこの方に聴きつつ女性連合の歩みをともに深めていくことができますように。
「イエス・キリストと出会ったわたしたちは 神の愛をわかちあい
すべてのいのちを慈しみ 平和を実現する者となります」
(女性連合「わたしたちの使命」)
ドナ・ノービス・パーチェム(わたしたちに平和を与えてください)