これからの女性連合と女性会
総会と信徒大会
前橋教会(群馬) 壱岐 基子(いき・もとこ)
全国の皆さま、こんにちは。前橋教会の壱岐基子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私はクリスチャン3世(実は4世だった!)として育って来ました。現在は無宗教の夫、成人した息子、猫3匹と暮らしています。北九州地方連合に連(つら)なる芦屋(あしや)教会で少女の頃バプテスマを受けました。クリスチャンになってから50年以上が経ちました。
女性連合との関わりは20年ほど前からです。女性連合では「これからの女性連合検討チーム」(以下、検討チーム)のメンバーとして、また『世の光』編集委員として関わらせていただいています。それらの働きの中で今まで知らなかったことやできなかったことが少しずつ整えられていき信仰者としても、ひとりの人間としても育てられていることを感じます。
趣味は読書とソロキャンプです。自然の中でひとり、神さまのお創りになった世界に浸ひたる時間は格別です。今年は熊鈴と熊スプレーを持ってキャンプに行きたいと思っています。
機構改革あらまし
2019年、会計監査としてご奉仕させていただいた際、女性連合が直面している経済的な課題を知りました。その内容は「数年以内に女性連合の会計が累積黒字を消費し尽くし赤字に陥(おちい)るであろう」といったものでした。このままでは女性連合の維持が難しくなる。そうして生まれた「検討チーム」ですが、メンバーたちは重い課題に戸惑い困惑しました。話し合いを続け、「ただ会計状況を手当てすることを目的とするだけでなく、時代に合った女性連合へこの機会にブラッシュアップしていこう。それが主の与えてくださった課題ではないか」そのように考えました。
励まし合う信徒活動の団体として
女性連合が結成された頃、一般的に女性たちは抑圧されていました。差別され小さなものと見なされることが多くありました。当時の女性たちは声を集め、集まって励まし合い力を合わせて活動しました。現在は、人権尊重の考え方が進み、性別や国籍によらない平等な世界を時代が求めています。けれど平等・公正な世界はまだ遠い。声の大きいもの、人数の多いものが力を得る。彼らには小さな声は届かず、少数派の意見は届かない。元々少数であるマイノリティには代表者を送ることも難しく、またマイノリティであることを公言することで差別を受け攻撃される危険もあります。私たちはその恐れや孤独も心に留めておきたいと思います。
新しい理念
昨年の総会で女性連合の新たな理念が全会一致で採択されました。採択された理念を確認しましょう。
■標語
わたしたちは神の同労者である(1コリント3・9、口語訳)
■わたしたちの願い(ビジョン)
すべてのいのちが尊ばれる世界を目指して、
互いに助け合う者としてともに生きる
■わたしたちの使命(ミッション)
イエス・キリストと出会ったわたしたちは
神の愛をわかちあい
すべてのいのちを慈しみ
平和を実現する者となります
■わたしたちの指針(バリュー)
〈世界と出会う〉
世界の女性たちと出会い、つながりを深め、神の恵みの豊かさを分かち合います
〈平和の希求〉
歴史の中での痛みを忘れることなく、この世界にあって神の平和の実現を祈り求めます
〈人権と多様性の尊重〉
すべての人びとの尊厳と多様性を互いに尊重し、平等・公正な社会をめざします
〈未来をはぐくむ〉
未来を生きる若者たちとともにイエス・キリストにある喜びを分かち合い、神の創られた被造物・環境を守りはぐくみます
■わたしたちの活動 (アクション)
女性連合総会・信徒大会、機関誌『世の光』発行、世界バプテスト祈祷週間、小羊会、献身者デー(奨学金委員会)、「沖縄(命どぅ宝)の日」、世界バプテスト連盟女性部 (BWAW)、アジアバプテスト女性連合 (ABWU)交流・オンライン集会・推進文書の発行
当初は、ビジョンにみ言葉が含まれないことを懸念する声もありましたが、宗教を持たない方やどんな宗教の人にも理解し賛同いただけることが大切と考え、あえて外はずしました。わたしたちはキリストにつながる者として女性連合を結成していますが、その活動がさまざまな考えを持った方にも賛同していただけるような活動であることを願います。必要であれば他の宗教の方がたとも力を合わせることができるでしょう。そのような活動を通してこそ、わたしたちはイエスの証人(あかしびと)となるのだと信じます。
総会と信徒大会
わたしたちは毎年総会を開き信徒大会を開催してきました。どちらも、主の息吹(いぶき)が感じられる集会です。イエスを主と告白する神の同労者がこんなにも大勢集まって互いに祈り合い励まし合える場所と時間は格別です。日常は小さな群れで、家族の中ではただひとりで祈っていても、この場に来ると勇気づけられる。そんな恵みの場です。
総会・信徒大会の実務を運営するのは実行委員会や役員、事務所スタッフかもしれません。しかし、総会も信徒大会も出席者あっての大会です。諸教会・伝道所から代議員と参加者を送り出して初めて成立します。
議案が難しい、会場が遠い、毎日が忙しいと理由はいろいろあるでしょう。それでもわたしたちには何かできることがあるはずです。総会・信徒大会に出席する、女性連合のために祈る、会費を払う、『世の光』を購読する、献金する、企画された活動に参加する、知恵を出し意見する等々。他にも役員、実行委員、何かの委員会で、教会で、奉仕する。何よりもまずはそこにあなたが居ることが一番大切です。
主はわたしたちにさまざまな賜物を与えてくださっています。誰もが主から賜物をいただいて歩んでいます。あなたが主からいただいた賜物は何でしょうか。賜物とは特技や才能だけを指す言葉ではありません。主からいただく賜物を受け取り、磨いてください。皆さんの賜物を結集して、女性連合が直面する課題を神の同労者として解決していきたいと願います。