あかし<主題>

主にあって、世に仕える(あかし) 2024年12月号

主のみ旨のままに

 

 

豊橋教会(愛知)
松坂登茂子(まつざか・ともこ)

心待ちのクリスマスを迎えました。クリスマス、心から感謝いたします。世界中が準備で忙しい時です。私も年越ソバの予約が始まり、忙しい時を過ごしています。

敗戦の2年前、豊橋に生まれ、初代クリスチャンの両親のもと日本同盟基督教団豊橋教会へ通い、クリスマスには友だちを誘って祝会参加。今もその友と「祈ってますよ」と励まし合っています。高校卒業後、日本ホーリネス教団座間教会所属の洋服店に就職。店主・職人・弟子全員での朝の礼拝、主日礼拝厳守、みことばと祈り、神を愛すること、隣人を愛することの生活で、聖書から「あなたの若い日にあなたの創造主を覚えよ」とイエスさまの愛が迫り、救いを確信し、罪を悔い改め、新生の体験。滴礼受洗し、信仰生活に入りました。主のみことばの実践、聖書通読をし祈る日々、集団生活の厳しい規律を生きる決心は、ふりかえると主の訓練であったと思わされます。

3年勤め、帰郷。職場で知り合った夫と結婚。開業2年目の両親と妹が始めた「ナザレうどん」を継ぎ、同盟の教会からバプテスト教会へ転入会しました。バプテスマを受け、二人の息子を与えられ、今に至るまで59年間感謝な商いをさせていただいています。牧師会の集会、特別伝道集会の講師や信徒の方がたの来店はありがたいことです。コロナ時は困りましたが、月曜日から土曜日まで三代目家族と私どもで商いをさせていただいていることは、主の守りと祝福に感謝のみです。

次男は静岡で、次男の妻は大阪で主に仕えています。今日まで主が導いてくださいました。また日本バプテスト連盟の日韓交流の旅に二度参加、シンガポールでの賛美伝道参加と多忙の中、外へと目を向け、裴英雄(ペイ・エンユウ)牧師、白東昊(ペク・トンホ)牧師と祈りをお願いできる韓国の先生方を得させてくださいました。

ある時は豊橋教会でイスラエル旅行を立案。岐阜教会の二組の夫妻と相模中央教会からの一組の夫妻、豊橋教会員、知り合いの方がた総勢16名のツアーでした。牧師が団長で27年前の正月2日に出発、主が生まれ育ち歩まれ、救いの完成をしてくださり、今も生きて導いてくださる主の国を北から南までつぶさに見てきました。みことばが立体的に見え、感じ、聴こえてきました。50代の旅は全員信仰の覚醒を体感し、無事帰国できました。

地場の伝道は険しいですが、商いしつつ一歩一歩進められています。今日まではがきでみことばを送り励ましてきた教会員のお連れ合いが、46年ぶりにイエスさまを救い主と告白し、病床滴礼でバプテスマを受けられました。ハレルヤ。

朝一番の静聴の時、みことばをいただきます。「今日は何をさせていただけますか?」と主に問いつつ、旧新約聖書を一章ずついただきながら主が指し示してくださる道を行くのは平安です。

主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる」(詩篇147・11、新改訳)。まだ用いられるなら、主のみ旨のままに。

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