時代の転換点

時代の転換点に立って 2024年10月号

〜これからの女性連合〜
「女性連合・わたしたちのひろば2024 Ⅰ」レポート

実行委員 筑波教会(茨城)
佐藤 幸子(さとう・さちこ)

8月31日、「女性連合・わたしたちのひろば2024 Ⅰ」(オンライン)は、北海道から沖縄まで約70名の女性たちが画面の中に顔を合わせながら、対話を紡ぎ合い、つながる喜びをともに分かち合う時となりました。皆さまの声を中心にご報告したいと思います。

はじめに、役員会からビジョン案、ミッション案についての説明がありました。検討チームの思いも伺いながら、皆で一つ一つ丁寧に理解を深め、共感し、自分たちのことばとして受け取っていくことができました。

対話の時間には「今、女性 連合に期待することは何? 希望は?」という問いが立てられました。「一人や一つの教会ではできないことを、つながることによって実現していく」「キリスト者でない方がたともつながる」「一人ひとりが束になり、世界に向けてリーダーシップを発揮していく」「これまで女性としてこだわって大切にしてきたことも、神さまからの祝福と恵み」「持続可能であるために、夢は壮大で、やっていくことは『誰でも関われること』を」「組織が小さくなるということは、より機動的になるということ。つながりもより強くなる」等々…。さまざまな声を聴きながら、私の考えも広げられ、深められていきました。

「女性たちのフットワークの軽さとネットワークによって、迅速に必要とするところに寄り添い、具体的に行動してきた」こととして、40年間続いてきた「プリ・キンダーガルテンスクール」(インド)への支援も紹介されました。コロナ危機の最中、里親の会からの要請に応えて、全国の女性会からたくさんの石鹸とタオルが集まり、プリだけでなく、「スラム」全部の家庭に行き渡ったそうです。コロナ拡大当時、国内でも礼拝や女性会活動、日常生活もままならない中で、女性たちがそれぞれの場でささげた小さな石鹸とタオルが、海の向こうの必要とする家庭に届けられ、命を守りました。「一つの石けん…。そこに祈りと、思いやりと、寄り添いと、そして『私たちのできること』。それが女性連合」。

皆さまとの対話を聴きながら、イエスさまを先頭に、新しいビジョンの旗を掲げた私たちが、それぞれの小さなささげものを手に連なって進んでいる…。そんな風景が浮かんできました。

全国からの参加者(約70名)のみなさん

8月31日、9月7日にオンラインで行なわれた「女性連合・わたしたちのひろば2024 Ⅰ・Ⅱ」は女性連合ホームページ(https://jbwu.org)で動画と記録がご覧いただけます。(HP内共通パスワード「jbwu-sekai」)
error: この記事は保護されています