時代の転換点

時代の転換点に立って 2024年11月号

〜これからの女性連合〜
「私たちのひろば」in 山中湖レポート

実行委員 静岡教会(静岡)
竹之内 理香(たけのうち・りか)

西関東地方連合は、静岡・山梨・長野・神奈川(一部)の四県からなります。9月14日(日)~15日(月・休)に山梨県の山中湖で地方連合のファミリーキャンプを行いました。二日目のメインプログラムで女性会主催「私たちのひろばin山中湖」を開催しました。参加者は女性16名、男性6名、計22名でした。

年度初めの近況報告で分かち合われたことがありました。教会員の高齢化や出席者の減少で、例会活動が変化してきたこと。若い同世代がいない、小さな教会の女性会のこと。小さいうちは毎週家族と教会に行っていた子どもたちのこと。信仰を受け継いでいくということ。私たちの問題意識を問いにして、対話ができたらいいなと思いました。昨年の女性連合「私たちのひろば」でファシリテーターをしてくださった竹之内裕文(ひろぶみ)さん(静岡)に入っていただき、代表者会で対話をしました。そして、三つの問いが立ち上がりました。あとは当日の参加者でどれを選ぶか決めてもらうことにしました。

1 誰と、どのように信仰を 分かち合うか?
家族、友人、同僚など、大切な誰かと、どのように信仰を分かち合っていますか? どのように分かち合いたいですか? 信仰を分かち合うとはどういうことでしょう。

2 信仰をまんなかにおいて、どうつながり、ともに歩むか?
地方連合やバプテスト連盟など、教会と教会のつながり。近隣の教会とのつながり。教会のメンバー同士。信仰をまんなかにおいて、どのようにつながっていますか? どうつながりたいですか?

3 教会はどこへ向かうのか?
キリスト教の歴史の中で何度もあったでしょうが、今も時代の転換点にさしかかっているといわれています。これから教会はどう変わっていったらいいのでしょう。どうなることを願っていますか?

ファシリテーターから問いの解説を聞くうちに、参加者の気持ちも、考えも膨らんできました。「どの問いで対話をしたいですか?」――すぐに参加者から、希望が出されました。「導きたい家族がいる。どのように信仰を分かち合うかについて掘り下げて考えてみたい」「牧師招聘に向けて動いている。信仰をまんなかにおいたつながりについて対話したい」「実は教会の意味がわからなくなってきている」――。どれも対話してみたかったのですが、今回は1と3を扱うことにして、関心のある問いのグループに分かれました。そして、キャンプ場のあちらこちらに散らばって、リラックスした雰囲気で少人数のグループ対話の時間を持ちました。

全体対話は、グループ対話を通して自分が感じたことを自由に言葉にしていくことから始まりました。「教会のことを伝え合うことができた」「それぞれの抱えている重荷を分かち合っていきたいと思った」「相手から聞こえてくることを教会が聴くという方向性で『伝道』を考えられるようになっていけたらいい」「行事や、活動についてよく話し合うが、教会の夢を語る時間を作っていなかったかもしれない」「どうして教会に集うのだろう」。
「どんな教会でありたいと望んでいるのか」を考えてみたいという参加者の声に、そこにいるみんなで一緒に考え、語り合う時を持ちました。

教会の中心にはイエスさまがいる。イエスさまへの信頼があるから、そこに未来への期待を見出していける。教会は一人ひとりが背負っている重荷を分かち合っていける場所でありたい。分かち合うためには、自分を開くことが必要だと思う。正直に語ることのできる教会でありたい。自分を開くところから新しい出会いが起きてくる。そうしてコミュニティが生まれるのだろう。それは教会の中でも外でも同じ。一人ひとりの課題に向き合っていきたい。親として、また、人生の先輩として。寄り添うとはどういうことだろう。相手から聞こえてくる声を受け止めること。一人ひとりが受け止めて、教会に集まる。対話を通して率直に受け止め合い、ひとつになることができたらいい。そして共に礼拝する教会でありたい。

地方連合に連なっている教会も、ひとつひとつがオンリーワンの教会です。個性もあるし、共通する課題もあります。対話を通して、気づきが与えられ、一緒に考え、共につながっていくことを祈り合うことができました。

このキャンプに女性連合会長の加藤泉さん(かとういずみ・大井)、平野教会(大阪)の松坂有佳子(まつざかゆかこ)さんが参加してくださいました。お二人にはグループ対話のファシリテーターを担っていただきました。今回の対話は、女性連合の機構改革にスポットを当てたものではありませんでしたが、誰と、どんなふうにつながっていきたいのか、どんなふうでありたいのか、そのためにどんなことができるのか、ということを対話しました。女性連合のビジョン案を、自分の立ち位置から重ねて見ているような感覚を持ちました。ファシリテーターの裕文さんが、問いの解説の最後に、このように付け加えていました。「女性連合のビジョン・ミッション案は、こうした対話を何度も重ねる中で紡ぎだされ、言葉になっていったものですが、まさに地方で語り合うところからこそ、新しいエネルギーを得て進んでいくのかもしれません」。土台を丁寧に耕す過程が、対話なのだろうと思います。参加された方から、「対話を自分の教会に持ち帰って、このような場を広げたい」と感想をいただきました。対話する場が広がっていったらいいなと思います。

ファシリテーターを囲んで対話の時

加藤会長(中央)と筆者(左奥)

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