執筆者
林 桂錦
所属教会
東京北教会[東京]

不安から安心への歩み

林 桂錦(リン・グイジン、東京北教会[東京])

いつもお祈りをいただき、心より感謝申し上げます。

日本語を学んでいた頃を振り返ると、さまざまな教会の皆さまからカードを送っていただいたことを思い出します。手書きのぬくもりのある励ましやお祈りは、不安の多かった当時の私にとって大きな支えとなりました。これまで共に歩んでくださった女性連合の皆さまに、改めて深く感謝いたします。

日本語学校を修了してから2年以上が経ちました。現在では、レストランでの注文や病院・区役所での手続きなど、日常生活に必要な基本的なやり取りができるようになりました。まだ十分に流暢とは言えませんが、自分の思いを少しずつ言葉にできるようになり、心に安心感が生まれ、日本で生活している実感が深まってきました。

この2年間、生活にも大きな変化がありました。昨年4月には第二子が与えられ、よく笑うその姿は家族に大きな喜びをもたらしてくれています。一方で、子どもたちの世話に追われる毎日はあっという間に過ぎ、自分の時間を持つことが難しい日もあります。しかし、その中で母として少しずつ成長し、これまで気づかなかった自分の一面や可能性にも気づかされる日々を過ごしています。

現在は在宅でできるパートの仕事も始めました。時間の融通が利くため、夫と協力しながら子育てと両立することができています。この仕事は収入面での支えであるだけでなく、日本社会とのつながりを持つ大切な機会にもなっています。さまざまな方と関わる中で、日本の社会や文化への理解も少しずつ深まってきました。また、日常の会話の中で自然な形で自分の信仰や日々の歩みを分かち合う機会が与えられることもあり、その一つ一つが私にとってかけがえのない経験となっています。ここで生活するだけでなく、少しずつ関わりながら歩んでいることを実感しています。

教会での交わりも、私にとって大きな支えです。毎週皆さまとお会いし、近況を分かち合う時間は、異国の地にあっても安心できる大切なひとときです。とくに長男は、教会の中で多くの愛を受けています。先生方が心を込めて子どもたちのための活動を準備し、根気強く関わってくださる中で、彼も少しずつ教会に行くことを楽しみにするようになりました。そのような環境の中で育てていただいていることを、心から感謝しています。

今年4月からは、次男も保育園に通い始めています。新しい生活のリズムが始まることに少しの寂しさもありますが、それ以上に新しい歩みへの期待を感じています。

この2年間を振り返ると、言葉への不安から始まった生活も、少しずつ環境に慣れていきました。「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから」(イザヤ41・10abcd、新改訳)。このみ言葉のとおり、これまでの歩みの一つ一つの中に、神さまの恵みと導きを感じています。

これまで支えてくださった女性連合の皆さまのお祈りとお心遣いに、改めて感謝申し上げます。主の豊かな祝福が皆さまの上にありますように。

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