時代の転換点

時代の転換点に立って 2023年6月号

私たちが私たちらしく
世界と出会っていくために

女性連合役員(会計・浦和教会[埼玉])
廣島 規子(ひろしま・のりこ)

昨年、女性連合役員に選出されたと同時に始まった「きこうかいかく」生活。聞けば聞くほど、話し合えば話し合うほどに避けることのできない重大な課題。目の当たりにする世の中の移り変わりと女性連合の抱える現実の厳しさ。正直言って私の手に余る大きな課題です。


これまで50年という長きにわたって日本バプテスト女性連合が大切にしてきた働きを、全国の女性会の皆さまの祈りや願いと合わせ、どのような形にシフトしたら良いのでしょうか?どのようなビジョンを掲げていったら良いのでしょうか? と考える毎日です。

これまでわたしたちは神さまのご用のために女性連合に集まり続けてきましたが、どうして私たちは集まるのでしょうか?

私たちは、一人ひとりや、あるいは一つ一つの教会ではとても実現できない働きも、日本バプテスト連盟や日本バプテスト女性連合という一つの旗の下に集まれば、あふれるほどの豊かな恵みを分かち合う素晴らしい働きに参与することができるということを、身をもって体験してきました。ゆるぎない土台(ビジョン=みんなでめざすもの)を作り、そこに向かって共に祈り合い進む中でこそ実現できることがあることを知っているからです。

「世界バプテスト祈祷週間」(献金)の働きでは、これまでに何組もの宣教師を派遣し、熱い祈りとささげものをもって、喜んでその働きを支えてきました。その宣教師を派遣する働きは、連盟の機構改革と相まって今後、連盟は教会の「国際宣教」の働きを後方支援していくことになるかもしれませんが、私たちは宣教師を送る働きを通して、アジアの国々や、そこに生きる人びとと出会わせていただきました。

これまでは宣教師を派遣し支える働きであったことが、これからは私たちの身近なところで生きる、さまざまな国の人びととの出会いに働きがシフトされると考えればよいでしょうか。

宣教師を支えるという働きから、私たち自身が出会い、お互いにへりくだって仕え合っていく直接的な働き。それも神さまが教えてくださった、このような時代に合ったこれからの持続可能な働きと言えるのではないでしょうか。


女性連合は私たち独自の働きとして、すでにたくさんのアジアの女性たちの活動を支え、沖縄の苦しみ・痛み・悲しみに心を寄せ、祈りを合わせるなど、いくつもの関係を大切にしてきました。それらに合わせ、これからは知っている者が知らない者に教えるのではなく、つまり先に救われた者が、まだ神さまに出会っていない者に教えるのではなく、共に出会って、共に足を洗いあう関係に変わっていくことを、神さまが私たちに求めておられるのかも知れません。

これからも、神さまの先立ちに感謝しながら、私たちのこれからの女性連合を、祈り求めてまいりたいと思います。

オープンな情報共有・しゃべり場

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2023年度 第2回

7/8(土)10:00〜11:30
7/9(日)14:00〜15:30

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