時代の転換点

時代の転換点に立って 2024年2月号

私たちの繋がりは終わらない

実行委員 坂田 光子(さかた・みつこ/シオンの丘教会[大阪])

 

「世界バプテスト祈祷週間」の祈りの課題を今までと違った気持ちで覚えて祈りつつ、この原稿を書いています。

ここにはたくさんの祈りの課題と共に女性連合がたどってきた道筋が示されているように思います。そのどれも大切なものであるということを理解しながらも、現在の女性連合で現状のまま維持していくことが難しいと言わざるを得ないことに心が痛みます。そして今、私たちはそのたくさんの関わりにどのように向き合っていけばよいのかを検証していかなければならないという現実の前に立たされていると思います。

10月に行なわれた第51回女性連合総会・信徒大会に私は、もっと女性連合のことを自分事としていかなければという強い思いをもって参加したはずでした。しかし、たくさんのプログラムについていくことで精いっぱいで課題を整理する間もなく、友との出会いの喜びや恵みと共に不完全燃焼の思いをそのまま持ち帰ってきました。それでも、この原稿を書く中で、見失いそうになっていたことを気づかせていただきました。

実は10月に女性大会を挟んで関西地方連合女性会で二つの集会が行われました。まず兵庫ブロックの修養会。そこでこれからの女性会などについてアンケートがとられて先日それを集計したものをいただきました。一つ一つの文章には「高齢化、教会員減少などの現状はあってもお互いの教会を訪ねたい」「知り合いたい」「役員の負担を減らせる方法を考えよう」「みんなが出やすい会」「元気でつづけよう」など、前向きでこれからも共に協力していこうという気持ちが溢れていて励まされました。

大会後には大阪ブロックで初めての交流会が行なわれました。実は昨年度のアンケートから今年度の大阪ブロック役員会で交流会をすると決まり、これまでの修養会と交流会ではどう違うのかというところから出発しました。どうしても集会はこうあるべき的な固定観念が身についてしまっていて、交流会と名が変わっても内容は前と同じものになってしまうところでしたが、中心を交わりにおいて企画したところ、とても楽しい出会いのときとなりました。

大事なことは私たちのこの繋がりは終わらないということです。私たち自身が神さまという根っこに共に繋がっているのですから、芽が出て幹となり枝となってゆっくりと伸びていく、それを忘れてはならないと思いました。育ててくださるのは、神さまなのですから。

女性大会を終えて、福岡からの帰路についた私の心の中は何か迷路の中に入り込んでしまったような感じでしたが、その出口はじつに身近なところにありました。私の所属する関西女性会の二つの集会が、行く先を見失って不安と焦りに満たされていた私の心に一筋の道を示してくれたと思います。これからも、同じ女性会の方がたと交わり意見を交わし祈り合う中に、私の中の問いに対する答えを探していきたいと思います。

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