時代の転換点

時代の転換点に立って 2024年4月号

〜これからの女性連合〜
みなさんの街の「ひろば」で会いましょう

2022〜2023年度検討チームメンバー
竹之内 理香(たけのうち・りか/静岡教会[静岡])

 

″女性連合のこれからの歩みを一緒に考えていきませんか?”
2022年5月、「私たちのひろば」がスタートしました。検討チームと情報共有を行い、みなさんの声を聞き、検討に生かしていくことを目的にオンラインで行いました。この2年間、奇数月の土・日に開催を重ね、「財政」「世界祈祷週間」「連盟との協働」「会員の減少」「次世代への継承」「女性連合の理念」など、さまざまなテーマを取りあげました。開催回数はこれまで11回、参加者は延べ約450人になりました。

しかし、回数を繰り返すうちに参加者が固定化し、いつも参加してくださる方と、初めて参加される方との間に情報量の違いが生じてきて、テーマ設定も難しくなっていきました。
そこで昨年11月からはスタイルを大きく変え、問いを立てて、対話形式で行いました。対話は持っている情報量に関係なく、ていねいに声を聞き、深く掘り下げて考えていくことができます。しかし、互いに視線があわせられない、リアクションが伝わりにくいなど、オンラインで行う対話の難しさも感じました。

このように試行錯誤しながら行ってきましたが、解決できていない課題がありました。新しい参加者が増えないこと、オンライン参加が難しい方がいることです。それならば、多くの方が参加しやすい場所に集まり、ちいさな対話の場を作ってはどうでしょう。地方連合や、いくつかの教会の女性会が集まって集会を開く機会を利用して、みなさんの住む街で、″あなたの街の「ひろば」”を作ってはどうでしょう。役員や検討チームのメンバーが、皆さんの街の「ひろば」に参加させていただき、対話をリードします。きっと地方連合によっていろいろな違いがあると思いますから、みなさんが強い関心を寄せているテーマも、地域によってさまざまな違いがあるかもしれません。みなさんが選ぶテーマから問いを立てて、対話しましょう。みんなで円になって、直接顔を合わせて、一緒に考えていきましょう。参加者一人ひとりが思いを言葉にし、互いに聞きあう対話の「ひろば」が全国各地にできたらいいなと思います。
対話をしていくと、なぜだろう? どうしてだろう? という思いがわいてきます。考えるきっかけを見つけられるのが対話の力だと思います。課題に向かう時、私たちは「どうすればうまくいくか。良い対策はないか?」とストレートに解決方法を探ろうとしてしまいますが、「そもそも、なぜそれをするのか」がはっきりしていないと、方向性を見失ってしまいます。女性連合を考える時にも、課題の解決の前に「なぜそれをするのか」をみんなで確認することが大切だと感じます。2024年度はみなさんの街の「ひろば」でお会いできる時を楽しみにしています。

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